1950-07-21 第8回国会 参議院 予算委員会 第2号
從つて日本銀行の貸出は千四百六十億を最高といたしまして未だ曾てない貸出の数字を見たのであります。昨年の四—六の時におきましては、日本銀行の貸出は六百億七百億或いは六月末の最高が七百九十億の貸出があつたのでありますが、今年は財政のしわを金融で埋めるという考えの下に貸出増加をして参りましたから、昨年より倍とまでは行きませんが千四百六十億までの貸出を見たのであります。
從つて日本銀行の貸出は千四百六十億を最高といたしまして未だ曾てない貸出の数字を見たのであります。昨年の四—六の時におきましては、日本銀行の貸出は六百億七百億或いは六月末の最高が七百九十億の貸出があつたのでありますが、今年は財政のしわを金融で埋めるという考えの下に貸出増加をして参りましたから、昨年より倍とまでは行きませんが千四百六十億までの貸出を見たのであります。
從つて日本銀行は幾ら金を貸してやるといつても、そういうお金は借りたくない。そういうふうに言つております。從つて必要な方面に金融が円滑に流れて行かない。そうして計画的な生産というものを妨げて行く。これが実情なんであります。
これによりますと、今までのワン・マン・コントロールであつたのを、各学界の代表を委員にして、それで民主的にやるというのですけれども、その業界からの集め方についても必ずしも各方面の理解が反映するようになつていないということが一つあると思うのですが、併し公共性ということになると、むしろ私は政府の意思がきつと強く反映して行くような機構を作る、從つて日本銀行から独立したものを作るのが私はむしろ公共性ですか、いわゆる
以上のような機能、構成を持つ政策委員会の設置に伴いまして、総裁以下の從來の日本銀行の役職員は、政策委員会の定める方策に從つて日本銀行の業務を執行することになるわけであります。
從つて今ここで日本銀行を政府から或る程度切離すやり方をとりましても、昔のように完全なところまでノーマルな状態まで戻り得るというわけではなくて、從つて日本銀行というものが、國家的な要請と、それから國民経済的な要請との間に挾まつて、板挾みになるような立場に立つこともありはしないかと考えているのであります。
更に第三にこれも先程からいろいろ御意見が出ましたが、今回の政策委員会の性格がどういうものであるかという点が、この改正案を見ますと「日本銀行ニ政策委員会ヲ置ク」と、從つて日本銀行の中にあるようでありながら、必ずしもそうでない、殊にこれを沿革的に金融業法案として傳えられたところのバンキング・ボードの構想などから見て必ずしも明確でないのでありますが、その結果通貨信用政策に対する責任の所在が極めて不明確になる
從つて日本銀行総裁でなければこの委員会の議長は勤まらぬという結果になる、そういうような氣がするのであります。この実施の監督を発動する場合の規定はどこに書いてあるのでございますか、その点をお伺いいたします。
從つて日本銀行の運営というものが、窺い知ることのできない一種のローマ法案廳のようなものだと言われるくらい、相当がつちり内部が固まつてやつておるのであります。
從つて日本銀行の監理官が、たとえばいかなる会合にも出席できるというような点についても、同樣に解釈していいのではなかろうか、かように考えております。
從つて日本銀行総裁がこの議長になつた場合には、みずから議長としての日本銀行総裁と執行機関としての日本銀行総裁が、取引ではありませんけれども、その間に一人でもつて二重の人格を得て、いわゆる法律上で申しますと双方代理というような規定の精神にも反する氣がいたします。その政策委員会の議長というものは、株式会社の議長とは違うのではないか。
以上のような機能構成を持つ政策委員会の設置に伴いまして、総裁以下の從來の日本銀行の役職員は、政策委員会の定める方策に從つて、日本銀行の業務を執行することとなり、また日本銀行の基準割引歩合及び基準貸付歩合、日本銀行の賣買することのできる債券の種類についての大藏大藏の認可制は、これを廃止することが適当と認められますので、これらの点等について日本銀行法に所要の改正を加えることとし、また政策委員会が金利に関
從つて日本銀行から各金の業者が金を借りて行くというような状況がございますが、そういう点以外は大体順調に行くのではないかと考えております。
從つて日本銀行に持ちこまなければならぬというような性質から考えまして、この点は市場消化も困難な現実から、結局日本銀行においてもう一度これを引受けるという結果になるということが、大体見当がつきますので、從つて日銀の保有の分だけはそのままにして、民間のものだけまず償還するという態度に出る。こういう結果になつたのであります。